Tip-2 自分の苦手がわかるリスニング対策 (1)
こんばんは 😊
今回は、自分の苦手がわかる具体的なリスニング対策方法をお伝えします!
余談ですが、ヒアリングじゃなくてリスニングです 😥
たまにヒアリングという人がいますが、ヒアリングだと何かを聞くために相手に尋ねるという意味になってしまいます…。
自分の苦手がわかるリスニング対策
当時私がやった方法は、1~2文の短い文章を聞き、それを聞こえた通りに書き、正解と照らし合わせる、というものでした。
使っている単語はそれほど難しくない(はず)なので、自分は何が聞き取れないのかが知りたかったのです。
のちに知ったのですが、これはディクテーションという名前の方法だそうですが、当時の私は知りませんでした 😥
Dictation is the transcription of spoken text: one person who is "dictating" speaks and another who is "taking dictation" writes down the words as they are spoken.
(引用元:Wikipedia)
最初はたった1~2文を10回以上聞かないといけない状態でした。
英語が全然頭の中に残らず、2~3語を書いては続きを覚えてなく聞き直し、また2~3語を書いては続きを覚えてなく聞き直し…の繰り返しです。
で、答え合わせをしてみると…毎回ひどいものでした。
やはり全然聞き取れていません 😭
イメージ的には、最初と最後だけ聞き取れて、文の途中はほぼ間違っている感じです。
そんなひどい状態でしたが、何度も何度も色々な文章を聞いていると、いくつかの傾向というか、自分の苦手な部分(毎回聞き取れない部分)や気づいた点が出てきました。
自分の苦手な部分や気づいた点
私の場合、下記の内容でした。
1. aとtheが聞き分けられない
2. 1語のように聞こえる複数語が聞き取れない
3. 消える(ほとんど発音されない)音があると聞き取れない
4. 変化する音があるとわからなくなる
5. rの音が入るとわからなくなる
6. (書いた文章は)文法がメチャクチャ
おそらく、多くの日本人にも当てはまるのではないでしょうか?
では1つずつ説明していきます。
1. aとtheが聞き分けられない
1. ですが、びっくりですよね。音が全然違うのに、流れの中で言われると判別できないんです。
でも、これは文章の意味をしっかりと理解できていたならば、aとtheは文法的に判別できたはずなんです。
まぁ実際、aとtheを間違ったところで意味は伝わりますけどね 😥
2. 1語のように聞こえる複数語が聞き取れない
続いて2. ですが、我々が学生時代に聞いてきた日本人の先生が話す英語は、単語と単語の間に若干スペースがあり、1語1語を分けて発音しますので、1つ1つの単語をはっきり認識できます。
が、実際は1文を一気に話しますし、何なら2文を一気に話して文章の切れ目がなかったりもします。
なので単語の切れ目がわからず、単語を認識できなくなるのです。
わかりやすい例を挙げると、check it out があります。
あえてカタカナで書くと「チェック イット アウト」となりますが、実際は「チェケラ」と1語に聞こえます。
そうなると、頭の中では「チェケラって単語って何だ?チェケラって単語って何だ?」とパニックになり、文章が続いてももう続きは頭に入ってきません 😖
当時はこの現象の名前は知りませんでしたが、これはリエゾン(Liaison)という現象で、
単語の最後の子音と次の単語の母音がつながって発音されるため1語に聞こえること
だそうです。
check it out → checkitout とつながることで、本来なかった kiとto の音が生まれるんですね。(この例はto の音がタからラに変化しているイレギュラーが発生していますが、それは後述します)
did it(ディドゥ イット → ディディッ)
get it(ゲット イット → ゲティッ)
can I(キャン アイ → キャナイ)
ride on(ライド オン → ライドン)
などもそうですね。
ただ、上記の例でいうと、多くの皆さんは「チェケラ = チェック イット アウト」と頭の中で紐づけられますよね?
なぜなら何度も聞いたことがある言葉なので、頭のなかで音と単語(意味)が結びつくんですね。
なので、この対策としては、こういった文章を何度も何度も聞き、色々なリエゾンのパターンを体験すれば、脳が音と単語を勝手に結びつけるので何を言っているかわかるようになります。
何度も聞いていれば、パターンがわかってくるので、嫌でも脳がそうなります。
ここまで来ると、初めて聞くリエゾンでも「脳が勝手に」過去のパターンから選別し、音と単語を結びつけてくれます。
なので焦らず何度もリスニングをして下さい 😉
3. 消える(ほとんど発音されない)音があると聞き取れない
3. ですが、これが私が一番苦手だった項目でした。
例を挙げると、get to や hot dog などがあり、最初の単語の語尾の子音の音と次の単語の子音がくっつき、最初の単語の語尾の子音の音が消えてしまう現象です。
なので、get to はゲット トゥーではなくゲッットゥー に聞こえ、hot dog はホット ドッグではなくホッッドッッ と1語に聞こえます。
この現象は本当に苦手で参りました 😭
しかし、あまりにも毎回同じようなミスをするので、そのミスをチェックしているうちに、この音が消えるのにはある一定のルールというか法則みたいなものがあることに気づきました。
では、その法則とは…
長くなってきたので、これについては次回お伝えします 😊
ちなみに、今回挙げたリエゾンに関する詳細はこちらのブログに詳しく記載されていますので、よかったら参考になさって下さい 👇
それでは、Bye now 😉